2018-01-01から1年間の記事一覧

NY滞在記その3

KATZ'S DELI NYに来ると必ず食べるのがKATZ'S DELIという老舗デリのパストラミサンドでそのボリュームと美味しさは何度食べても衝撃的だ。ライ麦パンにマスタードだけ塗ったバンズにパストラミのスライスが尋常じゃないくらい挟まっているのだ。コーンビーフ…

NY滞在記その2

ナイキストア NYに来るとアメリカンブレックファーストと同じくらいに朝食にエッグスベネディクトを食べたくなる。そんな時に行くのがソーホーにあるバルセザールでもう20年以上前からあるこの店はまるでパリから瞬間移動したみたいにヨーロッパのカフェっぽ…

NY滞在記その1

ホテル気に入りました! NY滞在記ということでNYの食べ物や買い物などその他諸々を書きたいと思うがまずは今回泊まったシチズンMという新しいホテルが結構気に入った。場所はロウアーイーストのバワリーとデランシーにあるが新築のホテルはロビーがすごく抜…

チェルシー総集編

見応えある展示 今年もチェルシーのギャラリー巡りをしてみた感じたのがニューヨークでは普通に沢山の見応えある展示を絶えず見られるということだ。ギャラリーの数も多いし展示している作品も多岐にわたり面白い作品がとても多い。日本と比較してしまうのも…

メアリー・ブーン

老舗ギャラリー ガゴジアンを筆頭にペース、デビッド・ズウィルナーなどなどチェルシーにはたくさんのスーパーギャラリーがある。そんな中、メアリー・ブーンギャラリーはジュリアン・シュナーベル、エリック・フィッシェル、フランチェスコ・クレメンテ、デ…

キース・へリング

アポカリプス キース・ヘリングといえばシンプルな線で描かれたちょっとコミカルな絵柄のキャラクターなどで有名だがバスキアと並んで80年代にニューヨークで活動したグラフティー出身の作家だ。あくまで明るい感じの線画で描かれる絵画世界では明るい画風で…

High Times

リチャード・プリンス チェルシーに2つあるガゴジアンギャラリーのもう1つのスペースではリチャード・プリンスによる最新作「High Times」が展示されていた。こちらのギャラリースペースも広大でまるでミュージアムといった雰囲気である。リチャード・プリ…

モダン・ラヴァーズ

中村ケンゴ展 中村ケンゴさんの作品を買わせていただいたのはもうかれこれ10年以上も前のことになる。日本画の手法で現代的な絵画にアプローチする作風は面白くて日本画の艶のない色面でアニメの形やアパートの見取り図をモンドリアン風に描いた作品などいく…

ガゴジアンギャラリー

世界一のギャラリー チェルシー地区には世界一のギャラリーであるガゴジアンギャラリーのギャラリースペースが二つある。ガゴジアンギャラリーはその規模、取り扱い作家の数の多さと質の高さなどにおいて間違いなく世界一番のギャラリーでアートフェアで僕は…

ザハ・ハディット

新しいエリア ニューヨークのギャラリー街といえば昔はソーホー今はチェルシーとなるがその新しいエリアのチェルシー地区も近年新たに開発が進んでいる。思い起こせば僕がまだニューヨークに住んでいた1990年代終わりころにポーラ・クーパーギャラリーがコマ…

MOMAその2

名画を見つめて MOMAこと、ニューヨーク近代美術館には歴史に残る沢山の名画がある。モネの睡蓮もあるしピカソのアヴィニヨンの娘たちやゴッホ、マチス、モンドリアンなどもある。絵はガラスのある額に収まっていない作品も多いのに驚くほど近くで見ても大丈…

MOMA

ブルース・ナウマン ニューヨークといえば有名なのがニューヨーク近代美術館、通称MOMAだが今回は企画展としてブランクーシとブルース・ナウマンをやっていた。ブランクーシというと研ぎ澄まされたフォルムへの美意識と素材の出会いを作品にした作家でどこと…

マイアミアートバーゼルリポートVol.11

アンディー・ウォーホル展 マイアミのアートフェアを後にして例年通りニューヨークに来たが今年はとにかく寒くて毎日気温は氷点下。それでも、防寒着に身を包みこの秋冬最も話題のアンディー・ウォーホル展を見るためにホイットニー美術館へと向かった。実に…

マイアミアートバーゼルリポートVol.10

NADA ギャラリーやアートディーラーなどが所属するニューアートディーラーズアライアンスが企画しているアートフェアNADAはマイアミ以外にもニューヨークなどでも開催されるフェアである。歴史もあるしそれなりの権威もあるフェアだと思うがギャラリーとディ…

マイアミアートバーゼルリポートVol.9

Untitled アートバーゼルマイアミの期間中に開催されるサテライトフェアでも比較的に新しく洗練された感じがするのがUntitled Miami Beachだ。このフェアの会場は文字通りマイアミのサウスビーチの砂浜の上に建てられた巨大な白いテントにて開催される。窓の…

マイアミアートバーゼルリポートVol.8

これ誰が買うの? マイアミアートバーゼルでは「こんな高額なアート誰が買うの?」っていうパターンが圧倒的だがART MIAMIやCONTEXT art miamiでは「こんな不思議なアート誰が買うの?」と思わず唸るような奇妙なアート作品が沢山見られる。これはこれで面白…

マイアミアートバーゼルリポートVol.7

ART MIAMI アートバーゼルがマイアミで開催中の期間はマイアミの色々な場所でもサテライト的なフェアが開催される。ART MIAMI、NADA、UNTITLED、PULSE、SCOPEなどなど沢山あって、その他にも美術館や財団のギャラリー、期間限定の特別企画展みたいなのもある…

マイアミアートバーゼルリポートVol.6

Perez Art Museum Miami ペレッツアートミュージアムについては以前にも触れたがマイアミにある現代美術館として不動の人気を得ている。現代アートのコレクションの他にもラテン系の作家や地元マイアミの作家の作品などマイアミらしい独自の視点で企画展を見…

マイアミアートバーゼルリポートVol.5

優れたコレクション デラクルーズコレクションはハバナ出身のローザとカルロス・デラクルーズのコレクションを展示する開放感が素晴らしいギャラリーだ。2009年にオープンしたこのギャラリーはギャラリーというには広すぎるがミュージアムとするにはコレクシ…

マイアミアートバーゼルリポートVol.4

Rubell Family Collection マイアミアートバーゼル期間中はサテライトのフェアや美術館などアートバーゼル以外にも様々な見るべきものがある。僕が必ず訪れるルベールファミリーコレクションもその一つでここはルベールさんファミリーの現代アートコレクショ…

マイアミアートバーゼルリポートVol.3

アートの博覧会 今回、アートバーゼルマイアミを満喫しつつ改めて思ったのがアートの価格が普通の人には到底買えない金額になってしまったことと世界中から集まったギャラリーによって繰り広げられるアートといわれるものならなんでもあるという会場の素晴ら…

マイアミアートバーゼルリポートVOL.2

ウォーホル、バスキア、キース マイアミアートバーゼルの会場には世界中から最高峰のギャラリーやアートディーラーたちがブースを開いて最も売れそうなアート、これからさらに人気の出そうなアートなどを展示販売している。ピカソやミロ、シャガールなんてい…

マイアミアートバーゼルリポートVol.1

マグリットが来る? 今年もやってきましたマイアミバーゼル。毎年見ていると世界中のギャラリーが展示するアート作品の変化などなんとなく分かってきて面白い。今までよく出展されていた作家が消えて新しい作家の作品が目立つようになったり色々と気がつくの…

Blue

卓越した技術 12月1日から1月31日までGINZA6の6階にあるギャラリーTHE CLUBにて猪瀬直哉の個展「blue」が開催されている。ロンドン在住の作家は1988年生まれとまだ若く今回が初めての個展だというが卓越した技術と素晴らしい表現力の作品は初日完売というか…

マイ・コレクション展

寺田倉庫の企画展 アートやワイン、その他にも様々なものを預けられる寺田倉庫は特にアートの管理には力を入れていて、ギャラリーコンプレックスも作ったほどだ。その寺田倉庫にアートを預けるコレクターは相当いると思うが「マイ・コレクション展」と銘打っ…

Youth

2年間の仏道修行を経て 六本木のcomplex665ビルにある小山登美夫ギャラリーにて川島秀明の個展「Youth」が12月22日まで開催されている。東京造形大学を卒業後に比叡山で2年間の仏道修行を経て2001年よりアーティストとしての制作活動を開始するという経歴…

まばたきのかたち

皮膜状の油彩 天王洲アイルにある児玉画廊にて関口正浩による個展「まばたきのかたち」が12月22日まで開催されている。皮膜状の油彩をキャンバスに貼り付けるという独自の技法で作品を作る作家は絵筆で絵を描くことを放棄し一貫してこの技法で作品を制作し続…

ANOMALY

新ギャラリーが誕生 天王洲アイルにあるTERRADA Art Complexに新ギャラリーが誕生した。「ANOMALY」という新ギャラリーは山本現代とURANO、ハシモトアートオフィスが共同で設立したギャラリーでTERRADA Art Complexの4階に広いスペースをオープンした。ギャ…

マスターレシピ京都祇園店

京都の伝統的な建物 僕もお仕事をさせていただいているインテリアショップのフランフランがマスターレシピというブランドをスタートして約1年、いよいよ独立したブランドとして旗艦店をオープンした。京都の祇園にあるお店は森田恭通氏のデザインで外観は京…

ARIGATO SAKURA GAOKA

桜丘のビル 茅場町にあった取り壊しになる古いオフィスビルでart photo tokyo edition zeroは開催された。あれから2年、今回は渋谷の桜丘の取り壊しになるビルでARIGATO SAKURA GAOKA produced by ART PHOTO TOKYOと題して12月2日まで開催されている。荒木経…