Blue

卓越した技術

12月1日から1月31日までGINZA6の6階にあるギャラリーTHE CLUBにて猪瀬直哉の個展「blue」が開催されている。ロンドン在住の作家は1988年生まれとまだ若く今回が初めての個展だというが卓越した技術と素晴らしい表現力の作品は初日完売というから素晴らしい。絵画を「言語を超えた存在」と捉え、絵画による視覚情報により作家自身の身の回りに起こる様々な問題を瞬時に全世界の人と共有できるツールと言い切る作家はなるほど力強い表現を見せてくれる。日本の若い作家が海外に拠点を置いて活躍するというのは日本のアートシーンにとって貴重な財産だと思う。

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今回は旧作や新作を織り交ぜた回顧展的な展示になっている。

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油絵とアクリル、アルカイドなどのミックスメディアの作品。

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初日のレセプションではバイオリンの生演奏もあった。

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ロマン派の絵画を思わせる風景画もどこかゲームの世界と通じる。

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非常に細かいところまで描きこまれた風景画。テクニックが凄い!

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古い絵画の中に突然出現するディズニーアニメのようなキャラ。

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個展絵画の素晴らしい模写力があるからアニメが生きてくるのだ。