マイアミアートバーゼルリポートVol.7
ART MIAMI
アートバーゼルがマイアミで開催中の期間はマイアミの色々な場所でもサテライト的なフェアが開催される。ART MIAMI、NADA、UNTITLED、PULSE、SCOPEなどなど沢山あって、その他にも美術館や財団のギャラリー、期間限定の特別企画展みたいなのもあるので全部回るのは大変だ。そんな中、バーゼルの次に大きなアートフェアであるART MIAMIは昨年から場所を海辺に変更してフェアの完成度も規模も上げてきているように見える。ギャラリーが抱える作家の作品や直接作家と取引した作品を初めて展示販売するプライマリーマーケットのギャラリーが多いバーゼルに対してART MIAMIに出店するのは市場にすでに出回っているセコンダリーマーケットのアート作品が多い。このセコンダリーマーケットこそがアートマーケットを活性化させ、柔軟な売買の市場を作り上げている鍵となるのでそういう意味でART MIAMIの存在感は大きいと言える。また、ART MIAMIに隣接する形で開催されるのがCONTEXT art miamiというアートフェアだがここもART MIAMI同様にセコンダリーマーケットの作品を多く扱う。もちろん、作家を抱えたギャラリーも出店して展示販売しているがバーゼルと違ってまだこれからという成長途中の作家の作品が多い気がする。
去年からだったか、マイアミベイに場所を移して開催している。
ブースにて接客のため待機するギャラリーのスタッフ。
銃弾で作られた巨大なクマのオブジェ。変わった作品も多い。
こちらは巨大なチョコレートのオブジェ。リアルだ。
沢山のファッション雑誌が立体的にコラージュされた作品。
人気作家のジョナス・ウッドなんかも売っていたりする。
こちらは巨匠ラウェンバーグの作品。素晴らしい。
プリント作品も多く、このホックニーもエディション作品。
いきなり大きなバスキアの作品が現れてびっくり。
これはバーバラ・クルーガーの作品。見たことある方もいるかも?
巨大な腕時計の椅子みたいな馬鹿げたアートもあって面白い。
ダミアン・ハーストの作品が美しいロンドンのギャラリーブース。
なんと!仕事したことあるブラッドリーの巨大な作品があった。
ジョージ・コンドは本当に人気でいたるところで扱っている。
コンテックスマイアミビーチの入り口。アートマイアミの隣にある。
布で様々なオブジェを作り上げるイギリスの作家のブース。
布で作られたマスタードの入れ物。カラフルで楽しい。
目をみはるほど精密に模写された花の絵。凄いテクニックだ。