ザハ・ハディット
新しいエリア
ニューヨークのギャラリー街といえば昔はソーホー今はチェルシーとなるがその新しいエリアのチェルシー地区も近年新たに開発が進んでいる。思い起こせば僕がまだニューヨークに住んでいた1990年代終わりころにポーラ・クーパーギャラリーがコマーシャル化されつつあったソーホーからチェルシーへと移転した最初の有名ギャラリーだったと思う。あれから20年あまり、今のチェルシーには世界最高峰のギャラリーがミュージアム並みの広さのスペースを構え、信じがたいほど高級なコンドミニアムが立ち並ぶエリアへと成長した。そんなチェルシーに日本でもオリンピック競技場の件で話題に上ったザハ・ハディットさん建築の高級コンドミニアムとその隣のハイライン下に作られたギャラリーコンプレックスが誕生した。アートビジネスとマネーで進化を続けるチェルシーの今後にも更に注目し続けたい。
ザハ・ハディットさんデザインのエレガントな曲線のコンドミニアム。
1階では今は亡きザハさんを記念する特別展示が開催されていた。
この界隈で幅を効かすのがもう老舗となったカズミンギャラリー。
イギリス人のポールが経営するカズミンギャラリーは数カ所もある。
カズミンにてブランクーシとデュシャンの展覧会を企画していた。
ハイライン下に作られたギャラリーコンプレックスの長い廊下。
廊下の右左に連なるギャラリーが意欲的な展示をしていた。
カズミンではジョエル・シャピロの彫刻を展示していた。
それぞれのギャラリーが独自の打ち出し方で展示が特徴的だった。