そのままのキミが好き
佐野円香の写真展
中目黒にあるW+K+Galleryにて6月30日までフォトグラファー佐野円香の写真展「そのままのキミが好き」が開催されている。”私は誰かを支えられる写真を撮りたい”と語る佐野円香は写真を撮り始めて19年目だという。写真を始めた時から”これが私だ”と表現することからずっと逃げてきたという作家はしかしカメラを持てばどんなこともできる気がしたとも言う。そんな作家が今回発表したのは様々な女性たちの個性的で魅力に溢れるポートレイトの数々だ。それぞれの女性たちは表情も雰囲気も違うが一定のフォーマットで展示することにより彼女たちの中に共通する何かを表している。女性フォトグラファーが撮る女性の姿には女性にしかわからない身体的な体験や精神的な葛藤など様々な感情が溢れ出ているようだ。
W+K+Galleryは中目黒の目黒川沿いにある。お祝いの花が素敵だ。
様々なアングルから撮り下ろされたポートレイト。
それぞれ違う女性たちだが展示のフォーマットを同じにしている。
女性フォトグラファーならではの視線で捉えた女性達の表情。
部屋の中でくつろぐようにこちらを見つめる彼女達は自然体だ。
女性フォトグラファーだからか男が撮る女性像とは違って見える。
ごくごく普通の昨今に生きる女子達の姿が素直に捉えられている。
部屋にいる女性に差し込む午後の木漏れ日のような光が美しい。