エロティシズムは繰り返しではない。
ヨネの展覧会
東京妙案ギャラリーにて米原康正(通称)ヨネの展覧会「エロティシズムは繰り返しではない。」が開催されているというので見にいってきた。ヨネとはもう長い間知り合いで展覧会を開催させてもらったこともあるし伊勢丹で展示をしてもらったこともある。チェキで写真を撮ることが多く即興的にセクシーな女の子のヌードやギャルなどを撮らせたらヨネにかなう写真家はいないのではと思う。その彼がここ数年写真に着色した新しい作品作りを始めたので気にはなっていたが一体何をしたいのか?と思っていたのも事実である。しかし今回の展覧会に行ってなんとなく彼がやりたい表現というか意図のようなものがわかった気がした。何事もやり続けること、自分にしかできないことを追求すること、そんなヨネのスタイルが形になってきたような気がした。
写真の上に厚めの絵の具を塗って作られる新作。
白黒写真に塗り重ねられた色が面白いコントラストを生む。
元となる白黒の写真がいい写真であるとうのは前提のようだ。
少女の一瞬の表情を逃さない技は彼独特だ。
洋服なども薄く着色したバージョンもあっていい感じだった。
渋谷、原宿のファッションやカルチャーを撮り続ける。
大胆に塗りつぶされたヌードの女性。独特な作品になっている。
作品は結構な数が売れていてほぼ完売という人気ぶりだった。
掛け軸に作品をあしらった連作は案外にもミスマッチ感がない。
キャンバスに写真を貼って着色した沢山の小さな作品群。