NYアートリポートVol.24
KASMIN
以前にも書いたかもしれないがKASMINギャラリーはイギリスから来たポール・カズミン氏がソーホー地区でオープンしたギャラリーでその後ギャラリーのチェルシー地区への大移動に伴いギャラリーはチェルシーに来て今に至る。以前はひとつしかなかったが今は4つのギャラリーを持つまでに成長してギャラリー名もKASMINと改名しているがカズミン氏はニューヨークのアート業界で成功した一人と言えると思う。今回もギャラリーではアメリカの抽象表現主義において巨匠と呼ばれる作家のひとりであるROBERT MOTHERWELLのラージスケールのペインティング展を開催していた他にもう一つのギャラリーとハイラインにあるルーフトップスカルプチュアガーデンではLOVEのモニュメントで有名なROBERT INDIANAのLOVEシリーズの立体作品と彫刻を展示していた。独自の視点とテイストで素晴らしい作家を抱えるKASMINギャラリーはチェルシー地区のギャラリーの中にあって貴重な存在と言って良いと思う。
マザーウェルの大きな絵画のシリーズ圧巻である。
今見ても素晴らしいが1960年代に描いていたというのが凄い。
色、構図、形などシンプルながら複雑な関係性を持っている。
挑戦的であり実験的でもある絵画へのアプローチである。
有名なLOVEスカルプチュアの光るバージョン!かっこいい!
スカルプチュアガーデンに展示されたLOVEの新作。
LOVEのフランス語版AMORも展示してあった。