NYアートリポートVol.21

LISSON GALLERY

ロンドンのギャラリーであるLISSON GALLERYは現在ではニューヨークにふたつ、上海にひとつギャラリーを展開している世界的なギャラリーだ。1960年代から続く歴史の長いギャラリーでもあり抱える作家も世界中に60人以上いる。最初の頃はカール・アンドレやドナルド・ジャッドなどミニマルやコンセプチュアルなアーティストを多く扱っていたが近年はトニー・クレッグやアニシュ・カプーア、ジュリアン.オピーなどのイギリス作家も多く扱い始めた。またアイ・ウェイ・ウェイや宮島達男など世界中に多くの作家を抱えている。今回はつい最近取り扱いを始めたというアメリカの作家ショーン・スカリーの初めての個展を二つのギャラリーで同時開催していたがとても見応えがあった。チェルシーのギャラリー巡りでは見逃せないギャラリーの一つである。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190604182500j:plain

重厚感のある鉄のスカルプチュアである。大きい!

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190604182537j:plain

ギャラリースペースは非常に広くて大きな絵もゆったり見れる。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190604182637j:plain

色の組み合わせや塗り方など微妙な変化を描いている。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190604182712j:plain

簡単に描いているようでいて実はとても複雑な絵だと思う。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190604182759j:plain

ふたつ目のギャラリーは小さめで具象なペインティングを展示。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190604182842j:plain

雑に色を塗っているようでいて印象が雑にならないところが凄い。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190604182956j:plain

非常に実験的で考察的な印象を受ける絵画作品たちだ。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190604183055j:plain

絵画作品とともにギャラリー中央には鉄のスカルプチュアがある。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190604183137j:plain

雑さ加減が実に絶妙で面白い絵になっていると思う作品である。