荒木経惟と大宮エリー
complex665にて開催中!
NYアートリポートはまだ続くのだがここで6月15日まで六本木で開催されている二つの展覧会について書こうと思う。荒木経惟と大宮エリーの展覧会が六本木のcomplex665にあるTaka Ishii Galleryと小山登美夫ギャラリーでそれぞれ開催されている。荒木経惟といえば天才アラーキーで大宮エリーは多才なクリエイターといった感じだろうか。荒木経惟に関してはもう細かい説明はいらないと思うがとにかく写真という表現で己の生き様を取り続けているアーティストだ。大宮エリーはもともと広告代理店にいたがその後物書きとして独立し舞台の作と演出やドラマや映画の監督、映像制作、ラジオのパーソナリティーと実に多才だ。絵の方もかなり独創的で心の中を思うがままに自由に描き出すような作品は力強い。お互いに個性も表現も異なる二人の作家の作品を是非見にいって欲しいと思う。
毎回展覧会のタイトルは荒木経惟自身の手書きによる。
古びた人形、空、ベランダなど同じモチーフを取り続ける。
今回の展覧会では中判フィルムで撮影した新作約90点が展示された。
荒んだ風景や様々な壊れたものが無言で写されている。
花の絵もかなり爆発的な勢いで描かれたのがわかる。
独特の色彩感覚は感情の現れであ流ように思える。
今回の展覧会の主題の一つが感銘を受けた瀬戸内の風景だ。
なんだかほのぼのするというかハッピーな気持ちになる絵だ。