NYアートリポートVol.17

PACE GALLERY

世界的なビッグギャラリーといえば忘れてはならないのはPACE GALLERYだ。ニューヨークはもちろんロンドンやソウル、香港、ジュネーブ、そしてIT産業のメッカであるカリフォルニアのパロアルトにもギャラリーを持っている。今回もTony Smithの巨大な鉄のスカルプチャーを展示していたが一体どうやって運び込んだのかと思うほどの大きさと迫力だった。アートマーケットの小さな日本ではこんな巨大アートの展示をするギャラリーなどないしそういう規模の作品を作家が作れるような土壌もないと思う。欧米のアートマーケットの規模の大きさとそれをベースに台頭するギャラリーの資金力、作家の力やスケールのでかさにはいつも驚かされるばかりだ。

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Tony Smithの巨大な鉄のスカルプチャーが並ぶギャラリー。

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こんな作品を作れる、または作ろうと思えるのが凄いことだ。

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黒いフォルムが実に美しく雄大なスケール感を感じる作品だ。

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シャープな鉄のスカルプチャーは屋外などに置くのだろうか。

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奥に写っている人の大きさと比べるといかに巨大な作品かが分かる。