Bernard Frize

予測不可能なリズム

六本木のPERROTINギャラリーと広尾のカイカイキキギャラリーにてBernard Frizeの展覧会が開催中だ。様々な色を使ってい生み出される予測不可能なリズムが圧倒的な美しさを放つ作品は圧巻である。これまで見たこともないようなペインティングの新しい手法によって生み出される作品は常に変幻自在のパターンと混沌としたインパクトと共に見るものに迫ってくる。それにしても彼のペインティングの手法は一体どうやって描いているのかさっぱりわからないほど見事で長年の試行錯誤と実験的な試みの集積だとはいえ開いた口が塞がらないとでも言えばいいのか驚愕の絵画作品である。

PERROTINでの絵画作品。こういったパターンは繰り返し現れる。

鮮烈な色のパターンはどんどん増幅するようである。

重ねて塗っていくのだろうがどうやって描かれているのか分からない。

一見シンプルに見えて非常に複雑とも言える絵画作品だ。

色の境界線がくっきりと分かれているがストロークは続いている。

彼の作品で時に好きなのはこうした流れる色の線の作品だ。

カイカイキキギャラリーでの展示作品。色の滲みが美しい。

パターンを生む線に混沌とした形が重なり合った作品。

流れる線の上にはどっしりと黒い塊がある。見事なインパクトだ。

一度にFRIZEの作品を沢山見れる機会なので是非見にいって欲しい。

絵を微動だせずに凝視する人。様々な思いが沸き起こるのだろう。