Cut and restrain

目覚ましい活躍

杉戸洋の展覧会「Cut and restrain」が六本木の小山登美夫ギャラリーで4月13日まで開催されている。1990年台初期から国内外において目覚ましい活躍を見せている作家の杉戸洋による新作展では古い感じの油彩の額縁に収めた絵画作品に加えて大型の作品も展示している。絵画作品に関しても大型の作品に関してもこの作家は現象世界としての世界をいかに知覚し作品化しようかという試みを真摯に行なっているように思う。探求し、考察し実験的なアプローチを繰り返しながら生み出される表現には純粋に作品を見る楽しさと同時に想像力の自由さも感じさせてくれるようだ。

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古い感じの額に装丁された絵画作品はとても楽しい。

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繰り返される実験的な考察が絵画を作り上げていく。

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ブルーやグレーの色合いと面白い形がとてもいい感じだ。

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大きな作品では切り取る、貼る、繋げる、貼り直すを繰り返す。

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とても深みのある色彩と形、光の感じが魅力的な絵だ。

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シンプルな形の繰り返しや、空間の隙間など実験的だ。

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色や形、深みなど作品としての存在感がとてもいい。

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大きな空間を埋める形と色が独自のリズムを生み出す。

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下書きに加筆していないような感じの作品も面白いと思った。