NY ART リポートVol.1

ギャラリー巡り

ニューヨークで開催される主なアートフェアは3月のARMORY SHOWと5月のFRIEZE NEW YORKの二つあるが今回見に訪れたARMORY SHOWはロンドン生まれのFRIEZEとは違ってニューヨークで始まった歴史のあるアートフェアだ。アートフェアのリポートもするけれどニューヨークに来たらまずはギャラリー巡りということで最新のギャラリーリポートをお伝えします。チェルシー地区にある数多くのギャラリーで最初に訪れたのはDavid Zwirnerギャラリーでこのギャラリーは近年急激に存在感を増したギャラリーだ。ニューヨークにはアップタウンにとチェルシーにギャラリースペースを所有するがチェルシーには大きなギャラリースペースの他にビルまるごと一軒のギャラリーまであって勢いが感じられる。今回はチェルシーに行ったが大きなギャラリースペースではJarrette Earnestのキュレーションによる企画展「The young and Evil」と独自なスタイルの絵と存在感で知られるカルトなイラストレーターR.Crumbの展覧会が開催されていた。まるで美術館レベルの企画展「The young and Evil」とかなりカルトな癖のあるイラストレーターにフォーカスした展覧会はどちらも変わった趣向でがかなり渋い感じの展示であり普段はなかなか見られないと思う。ビルまるごと一軒のギヤラリーの方では女性ペインターのアリス・ニールのヌードにフォーカスした展覧会が開催されていたがアメリカで絶大な人気を誇る奇才とでもいうべきこの女流画家のルーツとなる作品から代表作までを紹介した素晴らしい展覧会だった。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310215015j:plain

David Zwirnerギャラリーの入り口。抱える作家の作品集などがある。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310215145j:plain

カルトと言っても過言ではないイラストレーターR.Crumbの展示。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310215307j:plain

独特のスタイルのイラストで有名雑誌の表紙なども手がけた。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310215355j:plain

いわゆるコミック作家でもあったので沢山の漫画を描いている。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310215508j:plain

ちょっと色情的や変態的だったりするイラストも得意で人気がある。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310215616j:plain

コンテンポラリーアートのギャラリーだがこういう企画展もする。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310215650j:plain

アリスは個性的なポートレートを描く作家として知られている。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310215750j:plain

今回はアリスによるヌードのポートレイトを集めた展覧会だった。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310215903j:plain

妊婦のヌードや男性のヌードなどもあからさまに描ききる。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310220019j:plain

裸の妊婦と男性のポートレイト。どこか不思議な世界観の絵だ。

f:id:hynm_ryota_tanabe:20190310220107j:plain

ウォーホルのポートレイトも描いたことがある有名な女流画家だ。