佐藤翠展覧会
2箇所で同時開催
香港アートツアーはまだ続くもののここで東京で開催中の展覧会の話を一つ。画家の佐藤翠さんには今から約4年前に新宿伊勢丹の店内でライブペインティングを頼んだりその後に僕が関わっている化粧品ブランドRMKの20周年を飾るアートを制作してもらったりしてきた作家さんだ。昨年はポーラ財団の奨学金でパリに約1年暮らして作品制作をした。その佐藤さんが東京に戻って展覧会を開催することになったのだがなんと2箇所で同時開催する。一つは佐藤さんのギャラリーである渋谷ヒカリエにある小山登美夫ギャラリーにて1月31日から2月18日まで、もう一つは僕もディレクションでお手伝いしている南青山のアートサロン「SCENE」にて2月2日から3月15日までとなっている。「SCENE」は普段は完全予約制で毎週木曜日のみ一般開放なので見に行く方はご注意をお願いします。パリでさらに深みを得た佐藤翠さんの新作はクローゼット以外にもお花を新たなモチーフに迎えた素晴らしい展示になっているのでオススメです。
小山登美夫ギャラリーでは花を描いた作品を主に展示する。
パリで花の魅力に取り憑かれるように描いた作品たち。
過去の古典絵画にも影響されたという花の絵は暗い背景だ。
色鮮やかな花が印象的にとても美しく描かれている。
果物もシリーズで描き続けたモチーフである。赤が鮮烈だ。
どこか日本のブドウとは表情が微妙に違うような気がする。
レセプションでのアーティストトークの風景。翠さんと小山さん。
セーヌではクローゼットシリーズやハイヒールなどが展示された。
シャンパンを飲みながら素敵な絵に囲まれる贅沢なパーティーだった。
ハイヒールシリーズも美しかった。ファッションが大好きなのだ。