Beautiful Days

楽園を感じて欲しい

代官山のヒルサイドテラスにて1月12日から27日まで大宮エリーの展覧会「Beautiful Days ~美しき日々」が開催されている。大宮エリーさんは代理店勤務を経て日常を綴ったエッセイ集を書いて人気を博した。その後は作家となりラジオやテレビに出演したりまた映画監督や舞台の演出など様々な分野でも活動を続けるアーティストだ。今回の展覧会ではアメリカの聖地シャスタを訪れた時の感動をヒルサイドテラスの吹き抜け空間いっぱいに描きあげた。展覧会に来る人達にも大宮エリーさんが訪れた美しい聖地シャスタの楽園を感じて欲しいという趣向だ。また奥の展示空間では2018年に六甲ミーツアートで描き下ろした最新作「とある未亡人の館」を展示している。会場入り口で配られているチラシに書かれたこの絵の由来となるある未亡人の話を是非読んでから見てもらいたい作品群となっている。

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吹き抜けの空間に聖地シャスタの美しい草原が描かれた。

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自由奔放な色彩と荒々しくも力強いブラシュストロークだ。

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見る者を温かい気持ちにしてくれるような素敵な暖炉の絵である。

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とある未亡人の館の思い出の品々が描かれたギャラリー空間。

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なんとも美しく儚い命のような魅力のある花の絵だろうか。

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化粧代に並ぶのは未亡人の亡き夫との思い出の品々だろうか。

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近年は写真作品も制作し始めたというがなかなかいい写真である。

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床に木材を敷き詰めて楽園のような空間をしつらえた。

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エリーさんはどんな表現であれ命の儚い美しさを描いている気がした。