ピカソ、名作!
名作を紐解く
パリにあるピカソ美術館は改装も終わり素晴らしい鑑賞空間として訪れるアートファンを魅了しているが毎回企画される面白い切り口の企画展も人気だ。2019年1月13日までは「ピカソ、名作!」展が開催されいる。ピカソの名作といえば数知れず、誰でも記憶に残る名作を思い起こせるほどのアートの巨匠であるが様々な時代でスタイルを変え続けたこの作家の名作を写真の記録やエピソードなども交えながら紹介するこの企画展は有名作家ピカソをより深く知る手がかりになるのはもちろん、名作を紐解く意味でも面白い企画展になっていると思う。様々な美術館から作品も借りての大掛かりな展示なのでパリに行く方がいたら是非訪れてほしい素晴らしい企画展です。
ピカソの名作を様々な写真や資料から紐解く展覧会。
アルルカンの少年の絵に見入る来場者。
僕がピカソで最も好きなシリーズの一つがこの海辺の人たちの絵である。
去年にベニスのグッゲンハイム美術館でも見た記憶がある。
海辺の人たちの絵のための貴重なスケッチも資料としてあった。
スケール感が伝わらないがかなり強大な作品。舞台美術のようである。
沢山の女性と遍歴を残したピカソだがこれはオルガの肖像。
バックに実物大の写真があるのでまるでピカソの屋敷に来たようだ。
ヤギの彫刻も作ったピカソだが、それはその時のスケッチの絵だ。
荒々しいタッチのピカソがコオまで並ぶと圧巻の景色だ。
様々な手法や技法、スタイルに挑戦したピカソはまさに天才だった。
女性への愛情が滲み出るような素敵なペインティングだ。
顔がねじれているのだが成立させてしまうピカソのすごさ。
ここまでくるともう気持ちをドーンっと表現したのみだ。
少女の火をがなんとも愛らしい一品。色も綺麗だ。
重厚な屋敷を改装してできたピカソ美術館、是非訪れてほしい。