アジアの現代アート

シュシ・スライマン

渋谷ヒカリエにある小山登美夫ギャラリーにてマレーシア出身のアーティスト、シュシ・スライマンのドローイング展が6月27日から7月16日まで開催されている。東京国立近代美術館での「エモーショナル・ドローイング」や2017年のヨコハマトリエンナーレ森美術館でのサンシャワー展など国内の展覧会で近年数多く紹介されてきた作家だ。アジア出身のアーティストが増えてきた昨今においても東南アジア出身の重要な現代アーティストの一人として注目されるアーティストだという。今回はヨコハマトリエンナーレで発表された横浜の土や水を使って描いたシリーズやパリ滞在していた時に描いたベルサイユ宮殿をモチーフとしたシリーズのドローイングなどが展示されている。アジアの現代アートの今を知る意味でもとても興味深い展覧会だと思う。

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薄い絵の具を使って描かれた顔のシリーズ。力がある。

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ドローイングは作家の感情がストレートに出るので面白い。

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こちらも顔の絵。ちょっと怖いけど愛嬌もあるかも。

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横浜の土や水を使って描かれたドローイングのシリーズ。