ジャン・ピゴッツイ個展

ユニークな写真家

Kaikai Kiki Galleryにてジャン・ピゴッツイの個展「CHARLES AND SAATCHI THE DOGS JEAN PIGOZZI」が6月16日まで開催されている。同時期の開催として天王洲アイルにあるSCAI PARK にて「POOL PARTY PHOTOS BY JEAN PIGOZZI」展も開催しているのでそちらも面白そうだ。躍動する愛犬を自身の小型カメラで接写した白黒の写真は戯れるというよりも半ば喧嘩する犬の表情をその滑らかな毛並みとともに捉えている。展覧会自体ももちろん素晴らしかったがこのジャン・ピゴッツイという人が実は凄い人なのだ。イタリア人実業家でアートの大コレクターでもあるが彼を最も有名にしたのは80年代からニューヨークの社交界などで数々のセレブリティー達と一緒に自撮りし続けるユニークな写真家でもあることだ。今回は愛犬の写真だが彼のセレブとの自撮り写真は凄くてウォーホルからミックジャガー、レディーガガまでありとあらゆるセレブ達が登場する。また、SCAI PARK にて同時期に開催されている個展での写真は著名人達の集まる自宅でのプールを舞台にしたパーティーを撮影したものだ。上流階級の生活を観察する手段として日記的に様々な写真を撮り続けたというが数十年に渡る記録写真は貴重な歴史的資料にもなり得る。

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戯れるというか喧嘩してるような犬達の表情だ。

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腕のアップ写真。毛並みの滑らかさが白黒写真で浮かび上がる。

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カイカイキキギャラリーの中に白黒の犬の写真が並ぶ。

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躍動感、緊張、様々な動きが写真から伝わってくる。

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小さなカメラで接写しただけこの迫力というのが凄い。

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インビテーションにも使われた作品。牙むき出しの迫力!