カラー・シャドウ

2箇所で同時開催

六本木にあるペロタン東京にてダニエル・アーシャムによる新作個展「カラー・シャドウ」が開催されている。この展覧会は渋谷のNANZUKAにおいてもペロタン東京の個展を補完する形での展覧会「アーキテクチャー・アノマリーズ」が同時開催されている。「Fictional Archeology・フィクションとしての考古学」というコンセプトでの一連の作品を発展させた形の今回の展覧会でも火山灰や水晶など様々な素材を作品として来たアーシャム独自の「滅びゆく遺産としての現代文化」が象徴的に作品化されている。今回は新たな作品素材として初のブロンズ作品もお披露目されたがギャラリー内を彼の作品でいっぱいにして作り上げた展示にはアートフェアなどで単体の作品を見るのとは違ったダイナミックな世界観が感じられた。ダニエル・アーシャムはポップカルチャーを継承しつつ新しい表現を作品化する作家として注目すべき作家だ。

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鉱物で形作られたくまのプーさん。滅びゆく文化遺産なのか。

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ダニエル・アーシャムの作品は建築とも深い結びつきがある。

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考古学的な見かけを装った作品はポップで面白い。

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クレーターだらけの死んだ星?の地球儀なのか。

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えぐられたような壁面のと浮かび上がるアニメのシェープ。

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写真で見るとさらに壁がえぐられているようだがだまし絵だ。

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ところどころえぐれた柱にバックパックが掛かった作品。

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ギャラリー内すべてを使っての展示は迫力があった。

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壁に埋まっていくような不思議な壁掛け時計。