Perfect Cherry Blossom
コラボレーション展
渋谷にあるギャラリーNANZUKAにて4月21日まで田名網敬一とオリバー・ペインによるコラボレーション展「Perfect Cherry Blossom」が開催されている。2017年にLAのHammer Museumにて開催された田名網敬一とオリバー・ペインの二人による展覧会でコラボレーションした作品が今回初めて日本で展示される。日本のポップアートを牽引してきた作家である田名網敬一と彼のファンでもありポップアートのスタイルを自らの作品にも採用してきたオリバー・ペインの興味深いコラボレーション展だ。
TVゲーム「首領蜂」
今回のコラボレーシォン作品は2011年にチューリッヒのプロジェクトスペースにて開催された田名網敬一とオリバー・ペインによる2人展で発表したコラージュ作品が原型になっている。古いアートブックに掲載されたギリシャ彫刻のイメージ上に日本のTVゲーム「首領蜂」(ドンパチ)からインスピレーションを受けた弾幕ステッカーを貼り付けたシリーズ作品を元に今回はギリシャ彫刻の代わりに田名網敬一が描いた偶像やモンスターのようなキャラクターの上に弾幕ステッカーをオリバー・ペインが配置するというコラボレーション作品となっている。二人の芸術家の感性とポップアートカルチャーにおける歴史が融合した作品を是非見て欲しい。
今回の田名網敬一の下絵のベースとなった沢山のドローイング。
独特の毒気のある田名網敬一の下絵に弾幕ステッカーが貼られた。
Vの戦いと題されたコラボレーション作品は違った感性の融合だ。
モンスターのような宗教偶像のような不気味な下絵に弾丸が走る。