PARIS PHOTO後編

アートとしての写真

パリフォトに来るとアートとしての写真の人気ぶりがよくわかる。世界中の業界人はもちろんそれ以外にも地元パリの普通の人たちもたくさん来るし子供連れもなんかも多い。現代アートみたいに数百万から始まり数千万や数億もするような高価な作品とは違って写真だと値段も手頃なものが多いし気楽に入りやすいカテゴリーなのかもしれない。

 

ART BOOKS

写真を買う人も多いが写真集のコレクターも多くてパリフォトでは会場の奥には必ずそうした本屋さんの並ぶエリアがある。タッシェンのような大きな本屋から個人で限定本を作って売るような人たちまで様々で今回来た目的の一つである森田恭通さんの写真集もSUPER LABOという個人が営む限定本の出版社で売られていた。また近年増えているのがART BOOKSという商品でこれは限定出版の写真集にエディション付きのプリントが1枚入っているという商品。写真集だけだと200ドルなのがART BOOKSでプリントが入っていると1400ドルみたいな感じの値段で売られている。写真集とプリントを同時に買ってプリントは額に入れて飾れるのだ。しかし、アートがある生活が当たり前な欧米の暮らしは本当に羨ましい限りです。

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値段でもなんでも気楽に質問できるので好きな作品について聞ける。

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大きな作品を見るカップル。このくらいの写真を飾れたらいいなあ。

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何気ない木の白黒写真だがなんかとても素敵で気に入った。

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水平線を撮影した作品は展示のアイデアが面白い。

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日本が世界に誇る作家、杉本博司の映画館のシリーズもあった。

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昔のロシア風の写真はファッション撮影の1シーンのようだ。

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アナ・リボウィッツによるスカーレット・ヨハンソン、美しい!

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オバマ元大統領のポートレートもあったけど、飾りたい人はいるのか?

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この写真も誰のかわからないけどなんかすごく気に入った1枚。

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ART BOOKSの上の棚には写真集に入ってるプリントのサンプルがある。

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森田恭通さんの写真集の展覧会もパリフォトと同時期に開催された。

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展覧会のオープニングで森田さんとカワハラシンスケさん。

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森田さんの新作ヌードでは女性モデル二人を撮影している。