PARIS PHOTO前編
今年も来ました!
さて、いよいよ今年も世界一の写真のアートフェア「PARIS PHOTO」へやって来ました。今年は入り口にカール・ラガーフェルド様の渋い写真が飾られていると思ったら特別審査員としてカール様が事前に選んだいい写真には写真の脇の壁面にカール様のサインがあるという趣向なのでした。ただ見て回るよりもカール様がどの写真をいいと思ったのかを見るもの楽しみとなったわけです。会場のグランパレは相変わらずエレガントで美しく世界中の写真のギャラリーや業者、アート本の業者がブースを連ねて今最も旬な写真を展示販売しているのでした。
ファッション写真多し
いろいろなギャラリーが様々な写真を展示する中、世界ナンバー1のギャラリーGagosianではパティー・スミスがキュレーターとなって選んだ様々なアーティストによる写真展という企画でとても面白かったです。サイ・トゥオンブリーや奈良美智さんの写真作品なんかが並んでいてかなりユニークな企画で、それらと共に自身も写真を撮るパティー・スミスの写真が関連づくような感じで展示してあったのも興味深かったです。あと目立ったのはファッション写真が多くなったことで以前はリチャード・アヴェドンかアーヴィング・ペンくらいだったのがピーター・リンドバーグやパオロ・ロベルジ、エレン・ヴォン・アンワースなどかなりの数のファッションフォトグラファーの作品が見られました。ついにファッション写真もアートな写真と敷いての地位を確立した感じがします。というわけで後編へ!
カール・ラガーフェルド様の選んだ写真が見れる今年のパリフォト。
会場のグランパレはエレガントで自然光が入るので明るい。
奈良美智さんの写真作品!企画モノなのか定かではないけど珍しい。
ファッションブランドの広告用に撮影された写真はいい感じ。
パオロ・ロベルジによる美しい女性像のファッション写真。
大御所アーヴィング・ペンの素晴らしい写真も多数ありました。
ピーター・リンドバーグ撮影のジェコメッティの作品写真。
マン・レイの写真も人気みたいでいろいろなギャラリーが売っていた。