ポンピドゥセンターへ

総合文化施設

ピカソ美術館の後はグーグルマップの指示で歩いてポンピドゥセンターへ向かった。ポンピドゥセンターはミュージアムもあるが総合文化施設でもあるので下層階には図書館みたいな施設もある巨大な建物だ。上階部分がミュージアムなので丸い筒型のガラスで囲まれたエスカレーターに乗って最上階から下りながら見て回る感じになる。広い館内は作家別や年代別などいろいろな形で印象派から現代までの幅広いコレクションを見ることが出来る。

 

フォーヴィズムの展示

最上階の展示室ではフォーヴィズム(野獣派)の画家アンドレ・ドランの企画展をしていて興味深かった。アンリ・マチスなどと共にフォーヴィズム運動の指導的な役割を果たしたこの画家は強烈な色彩で南仏の港町を描いたりしている。まだ20代後半の頃に車で南仏からスペインを回った時にコリウールというその南仏の港町に寄ったのを思い出した。その昔にはフォーヴィズムの画家たちが入り浸ったというカフェでお茶をしながらのどかで小さな港町の風景を眺めたものだ。ポンピドゥセンターでは現代アートのコレクションも豊富でアート好きなフランスの歴史と伝統が感じられた。さて、そろそろ今回パリに来た目的のパリフォトへと向かうことに。

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レンゾ・ピアノの設計によるポンピドゥーセンターの建物。

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フォーヴィズムの画家、アンドレ・ドランの絵は激しい色彩が特徴的だ。

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多くの人が企画展にも常設展にも訪れていたのが印象的だった。

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草間彌生の作品も現代アートのコレクションにはあった。

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個人的に好きな作家、シグマー・ポルケの作品も見られた。

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リチャード・チェンバレンのかなり大きな作品もあった。

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マルセル・デュシャンの作品を集めたコーナー、奥の絵はピカビア。

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デュシャンといえばこれ!という感じの有名な便器の作品。

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ピカソのヌードを描いた大きな絵画作品があって凄くよかった。

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ピカソにしてはちゃんと描かれている?作品。アルルカンを思い出す。

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マチスの絵画もあったがこれなんか教科書に載っていた記憶が。

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マルク・シャガールの作品はロマンチックでどこかもの哀しい。

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長い廊下やその右左の展示部屋に作品があるが何しろ広い。