ふわふわの世界

2年ぶりの個展

六本木ヒルズミュージアムショップに併設されたA/Dギャラリーにて長井朋子さんの展覧会が12月10日まで開催されている。2年ぶりとなるこの展覧会、「Thousands of Finches」は長井さん独特のふわふわのぬいぐるみと絵を組み合わせた作品世界で埋め尽くされている。

 

子供の記憶

長井さんの作品は沢山の古いぬいぐるみと少年や少女の肖像に鳥や猫などの小動物が混ざり合って一つの大きな作品世界を作り上げる。色使いも非常に個性的でどこかメルヘンチックだったりまたはほんの少し暗さがあったりと独特だ。可愛いだけではない何かがそこにはあるのだがそれは子供時代へのノスタルジイを感じる時に思い出す孤独感や寂しさみたいな感情なのかもしれない。作品もよく売れていて長井ワールドのファンが多いことをよく示していると思う。

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まるで人形で飾られた子供時代への神殿?のような大きな作品。

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古い額や手作りの額に作品を入れた展示も多い。

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女の子の上に積み上がるぬいぐるみやティーポットたち。

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かなり大きなペインティングもあったが独特の世界観がある。