ピカソの浜辺の裸婦
ペギーグッゲンハイム美術館
ベニス初日、ビエンナーレを見る前にまず向かったのはニューヨークにあるグッゲンハイム美術館で有名なペーギーグッゲンハイムの美術館です。なんとこの素敵な美術館はペーギーグッゲンハイムの邸宅だったのだそうで羨ましい限り。その元邸宅には彼女が生前愛してコレクションし続けた素晴らしい現代アートの数々が展示してありました。ピカソからジャクソン・ポロックまで幅広い年代に渡るコレクションにはため息の連続!特にイブ・タンギーとかマックス・アーネストみたいなシュルレアリストの作品が多かったのが興味深かったです。
On the Beach
僕は芸術家の中でピカソが一番好きで最も尊敬するアーティストなのですが今回このペギーグッゲンハイム美術館ではなんとピカソの浜辺の裸婦「On the Beach」の特別展示が開催されていたのです。数あるピカソの絵の中でも僕が最も斬新でクリエーティブだと思う一番好きな絵がこの浜辺の裸婦「On the Beach」シリーズ。今回、ペギーグッゲンハイムも大好きでコレクションしていたという絵にパリのピカソミュージアムなどから借りてきた絵も合わせた絵画三点と共にドローイングとスカルプチャーが展示されていました。もう感無量というか、ピカソという芸術家の真骨頂ともいうべき名作を一堂に見れたのには本当に感激しました。絵も素晴らしかったけどドローイングを見るとどうしてこういう絵に至ったかみたいなプロセスが少しわかって面白かった。さて、次はプンタ・デラ・ドガーナとパラッゾ・グラッシで展示されているダミアン・ハーストの壮大な嘘のインスタレーションを観に行きます!
これがペギーギッゲンハイムのコレクション。
色や形、繰り広がる全てが斬新無垢で美しい。
元邸宅のミュージアムは素晴らしい。
カルダーのモビールもさりげなくある。
アートの並ぶ窓の外にはベニスの街並み。
パウル・クレーの面白い作品もあった。
庭にはアニシュ・カプーアの彫刻が。