ダミアン・ハーストの新作

巨大な嘘の作品達

今回ベニスに来た目的はベネチアビェンナーレと共にこの時期に合わせて展示されているというダミアン・ハーストの新作を見ることだった。安藤忠雄さんが改装したプンタ・デラ・ドガーナと巨大な吹き抜けのあるパラッゾ・グラッシの2会場で展示されていたそれらの新作は度肝を抜くスケールと作品量でとにかく圧倒的だった。「Treasures from the WRECK of the Unbelievable」と題されたこの新作を本当に見れてよかった!わざわざベニスまで見に来て良かったとしみじみ感じた。

 

嘘のお宝達

プンタ・デラ・ドガーナでは広い会場の全てで作品を展示していて多くの作品の緻密さにはただただびっくり。長年海に眠っていたという嘘の想定の彫像やお宝などの表面に付着したサンゴなどが全て作り物とは到底信じられない。パラッゾ・グラッシの方にもそうした作品は沢山展示してあったがこちらの目玉はなんと言っても吹き抜けの広間にそびえ立つブロンズ像のような超巨大な彫像でこの大きさはかつて見たことない大きさだった。ここまでやるか!というのが感想だが作品のアートとしてのコンセプトだとかそういうのを超えてこんなに大量にすごい物達を作り上げるダミアン・ハーストの想像力とプロダクション能力はずば抜けていると思った。百聞は一見にしかず、画像を沢山アップしますのでご覧ください。

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熊にまたがる戦士の女性像。

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ライオンと戦士の像。

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ミッキーマウスが海底にあるわけないのに。

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メドューサの首。耳からサンゴが!

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マンモスの巨大な骨もあった。

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黄金のメデューサの首。お宝です。

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大蛇と戦う女性戦士は巨大!

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サンゴだらけになったバージョン。

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宝石のようなメデューサの首。

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リアルな作りでサイズがデカイ!

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サンゴだらけで何だかわからない。

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巨大なサメとタコのオブジェ。

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サンゴと化したグーフィー

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巨大な首が床に転がっていた。

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建物の吹き抜けにそびえ立つ巨人。

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4階から見下ろすとこんな感じ。

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かつて見たことないデカさだった。