ニューヨーク速報!VOL.2
アートのブックフェア
僕の大好きなアート系書店「PRINTED MATTER’S」主催のアートブックフェア「NY ART BOOK FAIR 2017」はクィーンズにあるMOMA PS1というMOMAの分館で開催される。アート系の印刷物や書物を扱う様々なブースが世界中から集まって行われるこのフェアには実に個性的な出店者が集まる。印刷物だけでなくTシャツやトートバッグなど関連雑貨のほかにエディションもののアートやポスターなんかも売っているので隅々をチェックしたくなる。今回はインテリアデザイナーの森田恭通さんの写真家としての初の写真集の発売もあり森田さんも渡米してサイン会などを会場で行なっていた。
個性的で面白い
アートフェアというとアートを売るギャラリーがブースを出す感じだが、アートブックフェアはギャラリーよりも個人やディーラーみたいな業者など幅広い人々が出店するので個性的で面白い。例えばレズビアングループが同性愛に関する印刷物を売っていたり、ロシアや中東みたいな遠い国からも出店者が来ていて世界中のアートブック好きが集うフェアなのだ。千差万別、なんでもありなので好きな感じの印刷物や書物、ZINEなどを気ままに見て回れるのが楽しいフェアだ。個人的には印刷物よりも10ドルとか20ドルくらいで売られている個性的なオリジナルTシャツを買いあさってしまった。
プレビューを入れても4日間という短い期間に人が集中する。
森田氏の初の写真集「Porcelain Nude」は素晴らしい出来だった。
出版元のSUPER LABO代表ホウキさんと森田さんの二人。
古い学校を改装したMOMA PS1は地上3階で広々としている。
可愛いトートバッグなんかも20ドルとか安いのでつい手が伸びる。
ギャラリーの展示もあってアートの中で作品集を変えるのだ。
Gagosianギャラリーではこの山積みポスターを自由に持ち帰れる。
学校の校舎がメイン会場だが庭にも仮設のドーム型会場が現れる。
こんな可愛いKODAKのフォトブースみたいな売店も出現した。
天気にも恵まれて開催期間中は毎日たくさんの人が訪れていた。
校舎前の階段は休憩スペース、ランチを食べる人、休憩している人。
教室のようなカフェスペースはなんか和む空間だった。
書籍以外にもエディションもののポスターや野球帽まで売っている。
カバーを見ているだけでも様々で面白い印刷物の数々だ。