アートな鮨屋

「よしい」が移転

六本木でhiromi yoshiiギャラリーを運営するヨシイヒロミさんが東麻布に鮨屋をオープンしたのは2年ほど前のこと。真っ暗な店内に荒々しい木のカウンター、スポットライトに浮かび上がる現代アートが飾られた空間は異次元といった趣だった。その鮨屋「よしい」が六本木のhiromi yoshiiギャラリー1階に引っ越したと聞き早速伺った。

 

真っ暗は変わらず

今回も内装は谷尻誠氏、入口を入るといきなり暗いトンネルのような廊下があってそこを通って中へ入るという仕掛けだ。店内の壁は角を丸くしてあってその上に全て黒く塗装しているので今回のお店も真っ暗は変わらず、というかさらに暗くなったかもしれない。寿司屋で暗いというのは普通ありえないが吉井さんの遊び心は今回も徹底している。壁には杉本博司の写真が飾ってあり現代アートに囲まれて寿司を食べるというコンセプトも変わっていない。紹介制らしくどうやって予約するのかなどは分からないのでご了承ください。

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鮨屋とは思えないほど暗い店内。壁には杉本博司の水平線の作品。

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まず前菜が色々と出てくるが一品一品どれも芸術的な美しさ。

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黒田泰蔵の器を始めアートのような様々な器も厳選されている。

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握りはとにかく美味しいのはもちろん、見た目にも美しい。

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最後の方に出される鮪の握り。中トロで口の中で溶ける味わい。