テクノガーデン

ペインティングと映像

9月1日から10月5日まで外苑前のMAHO KUBOTAギャラリーにてブライアン・アルフレッドの新作展「TECHNO GARDEN」が開催されている。ブルックリンを拠点に制作活動をするブライアンはアートを飾った新幹線「現美新幹線」内にアニメーション作品を設置したことで話題になった作家だ。今回の展示でもペインティングの他にアニメーション作品も展示していたがペインティングの世界が動く感じのアニメーション作品はとても面白かった。

 

日本好きな作家

ブライアンの作品はペインティングにおいてエドワード・ホッパーアレックス・カッツといったクラシックなスタイルのアメリカンペインターの流れを汲んでいる気がする。シンプルに表現される線と色の面の構成で作り上げる景色はどこか懐かしくアメリカのカルチャーの色を放っているような絵だと思う。一方、日本が大好きで毎年来日するという彼はアニメーション作品に日本の風景を登場させる。それは去年の半年間、浦安市に教師として滞在した時に見た浦安近辺の風景だが立ち並ぶ大きなビルや倉庫とその建物の中が一体どうなっているのかを妄想した景色だ。なぜかとても和む絵と日本の風景のアニメーションを是非見にいっていただきたい。

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日本の高速道路だというがどこかアメリカの風景っぽい。

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ちょっと抽象的な絵もあってなかなか興味深かった。

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斜めから日の当たるパーキングを線と色の面で見事に表す。

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上空から見下ろした住宅街の風景はのどかでアメリカっぽい。

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夏の午後の日差しか?スクリーンとヤシの葉のシルエット。