自覚する夢

面白いテーマ

白金の児玉画廊にて3月11日までグループ展、ignore your perspective36「明晰夢」が開催されている。夢の最中にそれが夢だと自覚して思うままに行動することを「明晰夢」というのだそうだ。そういえばごく希にそういう時もあるなと思いつつそれぞれの作品を見て行く。我々は人生の約半分近くを眠って過ごす訳だが考えてみれば夢はほとんどコントロールの出来ない世界だし面白いテーマだと思った。

 

夢は永遠の課題

古今東西、心理学者はもちろん、作家、音楽家、アーティストなど様々な人々が夢を課題としてきた。夢とはいったいなんなのか?それが分からないから夢は人間にとって神秘的で謎めいた世界なのだと思う。今回で36回目を迎えるこのグループ展だが毎回のようにテーマに沿って作家が様々な作品を展開してくれるので大変に見応えがある。実力のあるリピーターの作家が多い中、今回が初めての出展となる戸田悠理の作品も注目だ。一度に様々な作家の作品が見れるこうしたグループ展はお勧めの展覧会である。

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垂れ幕のような作品だが不思議なインパクトがある。

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今回が初の出展という戸田悠理の作品はネットの夢世界?

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独特な手法で描かれる絵のぼんやりとした印象と質感は面白い。

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動きを感じる作品は異質な次元世界の出来事のような感じだ。