ホテルで見るアートフェア
第2回目のフェア
2月11日12日の2日間、東京汐留のパークホテルで現代アートのフェア「PARK HOTEL TOKYO 2017」が開催されている。今年が2回目のこのフェア、アート大阪との連携で関西のギャラリーが多く東京のギャラリー数の約2倍が関西から出展している他、台湾と韓国のギャラリーも参加している。「現代アートのこれまで・これから」というテーマで老舗ギャラリーから次世代の作家を紹介する中堅ギャラリーが集まっている。
新人作家の作品を買うチャンス
もちろんアートフェアなので作品は全て展示販売している。プライスシートが用意されているので気になったり気に入った作家がいたら値段もチェックしてみると面白い。
まだ若手の新人作家は値段もそんなに高くないのでアートを買いたいという人には良いチャンスだと思う。そして買う気で眺めるとアートの見方も真剣味を増すというもの。
僕はまだ20代という高木智子さんという作家の作品を思わず衝動買いしてしまった。
ホテルの部屋でアートを見る
昔、ニューヨークでグラマシーアートフェアというホテルを使ったアートフェアがあってとても面白かった。今は改装されて高級ホテルになったグラマシーパークホテルだが昔はまだ安めのホテルだったのだがその部屋の中に各ギャラリーが様々な工夫でアート作品を展示し販売していた。PARK HOTEL TOKYOはその頃のグラマシーみたいに安価な感じの部屋ではないがそれでもギャラリーの無機質な空間でアートを見るのとは違ってまるで自分の部屋でアートを見るような臨場感がある。それに部屋から見える東京の景色も素晴らしいのでお勧めします。
ベッドに作品を平置きにしたり作品を自由に展示している。
部屋のテレビはビデオ作品の展示に使用。
不思議な動物が眠っているオブジェもベッドの上だとリアルだ。
東京から小山登美夫ギャラリーも参加している。
窓から見える東京の風景と手前に展示されたアート作品。
独特な色と質感に衝動買いしてしまった高木智子さんの作品。