TOKYO-LONDON-NEWYORK

3都市のアーティストによるグループ展

MAHO KUBOTA GALLERYにて展覧会「TOKYO-LONDON-NEWYORK」が開催中だ。

3都市のそれぞれを拠点に活動する個性的な作家によるグループ展は面白い企画アイデアだと思う。

今回は東京からAKI INOMATA、ロンドンから古武家賢太郎、ニューヨークからブライアン・アルフレッドが参加した。

キーワードを元にそれぞれの作家が表現する。

この展覧会には「シェア」「アノニマス」「ノイズ」「コンフリクト」「パーソナル」「シンボル」といったキーワードが掲げられた。これらをテーマに複雑かつ壊れやすい世界を行き来する現代の作家の表現を追うというのが企画の趣旨だ。

 

3人の個性的な作品は見応え十分。

AKI INOMATAさんの作品は3Dプリンタで削り出したクリアーなヤドカリの殻だが彼女は生き物を題材にした作品が多い興味深い作家である。古武家賢太郎は大好きな作家で絵も持っているが今回も更に美しい色彩とデフォルメされたモチーフが圧巻だった。白黒の作品も新しい驚きである。ブライアン・アルフレッドは期待の新人だというがエドワード・ホッパーアレックス・カッツといったアメリカの伝統的な画家の雰囲気を継承する。

展覧会は10月8日まで開催しているので3人のアーティストの表現の違いを是非見に行ってください。

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色彩が素晴らしい古武家さんの作品は常に進化している。

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武家さんの白黒の作品は初めて見たがかなりインパクトがある。

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3Dプリンターで作られたアクリル製のヤドカリの殻は東京の街並だ。

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NYの作家ブライアン・アルフレッドは淡々とした風景を描いている。

https://www.mahokubota.com/ja/