衝撃的な美しさ!シャルル・フレジェ写真展。

恵比寿にあるアートの本屋さんNADiff2階にあるMEMギャラリーでフランスの写真家シャルル・フレジェの展覧会が開催中だ。

彼の写真を知ったのはWILDER MANN(欧州の獣人仮装する原始の名残)という写真集を見てから。

様々な原始のコスチューム的なものを身にまとった欧州の人々の姿は衝撃的だった。

彼の写真は被写体自体が衝撃的というのもあるが写真そのものが非常に美しい。

いったいどうやったらこんなに美しい写真が撮れるのか?

写真家ではないので専門的なことは分からないがリタッチなどの加工をしていないというのにも更に驚かされる。ライティングとかカメラの性能とかきっと色々な要因があるのだろうがそれにしても美しい。今回のEMEギャラリーで展示されているのはブルターニュ地方の村の伝統衣装を身にまとった女性達。それらはまるで昔の人達を撮影したかのような不思議な世界観で捉えられている。薄く膜を張ったような背景の前に立つ伝統衣装の女性達は前を向いたり後ろを向いていたり様々だが皆「クワフ」という個性的なレースの頭飾りを付けている。フレジェは2011年から何度も村を訪れて150点以上のポートレートを撮影したという。ユニークな被写体を探し求め撮影するという根気も凄いがそれらをこんなに美しい作品として記録に残していることにも感銘を受ける。

記録するという写真の力や写真が表現出来る感動的な美しさを存分に感じる展覧会だ。

同時期に銀座メゾンエルメスでもフレジェが日本で撮影をした作品の展覧会「YOKAINOSHIMA」が開催中。

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