激写！デビュー直前のMADONNA

先週だったかマドンナが10年振りくらいに来日してライブをしていた。

FBには今も健在なポップスの女王を見た人達の画像が沢山アップされた。

そこで思い出したのがこの写真、デビュー前のマドンナを激写した１枚だ。

この貴重な写真を撮影したのは写真家のエイミー・アーバス。

アーバスという名字を聞いてピンと来た人はかなりの写真好きである。

なんとエイミーはあの天才写真家ダイアン・アーバスの娘なのだった。

今からもう25年ほど前になるか、自身も優れた写真家のエイミーがニューヨークのストリートで撮影した様々な人のポートレート展を東京で企画した。その展覧会後にエイミーがこの写真をお礼にくれたのだった。1980年代、ニューヨークのイーストビレッジの路上でエイミーはひときわ輝くオーラを放つ１人の女性に声をかけ写真を撮影した。その時に彼女は「今度アルバムでビューするの」と笑顔で語ってくれたそうだ。

古着のコートをまとったニューヨークならどこにでもいそうなこの女性が後に世界的なスーパースターであるマドンナになったのだから驚きだ。ミシガンから夢を抱いてマンハッタンにやって来たマドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネ。

この写真はその彼女がマドンナとして生まれ変わる直前の１枚となったのだった。

写真って芸術であると同時にこうした奇跡的な１枚を記録する実に面白い記録装置でもあるとこの写真を見るたびに思う。