NY ART リポートVol.14
JOAN MIRO展
グッゲンハイムから5番街を下ってニューヨーク近代美術館、通称「MOMA」へと移動して開催中だったJOAN MIRO(ジョアン・ミロ)展を見た。美術の教科書にも登場するこの有名なアーティストは同じく有名なアーティストのピカソと同郷のスペインのカタルーニャ地方出身でありシュールレアリスムの作家である。「Birth of the World」と題されたこの展覧会ではMOMAが所蔵しているミロの作品に加えて他のコレクションからも協力を得た油絵やドローイングなど60点あまりが展示されていた。誰でも一度は見たことがあと思うミロの絵だが子供から大人まで楽しめるその純粋な絵画世界はミロにしか表現出来ない独特の世界だ。僕も大好きな作家だけにとても楽しく見させてもらったし同時に単純に見えて実は見れば見るほど奥深い詩的なその絵画世界に包まれるという幸せな時間を過ごさせてもらった。
皆が見慣れているミロの絵とはちょっと違う初期の絵である。
これは有名な作品でありかなり緻密に描かれている傑作だ。
これぞミロ!という感じの作品である。シュールで詩的。
ミロを鑑賞する人たち。子供から大人まで幅広く楽しめる絵画だ。
ベビーカーでミロ鑑賞とは素晴らしい英才教育である。
なんかすごく可愛らしい。そして無限の生命力というものを感じる。
絶妙な色と形のハーモニーにしばし立ちすくんで見入る人。
ドローイングも実に遊び心と創造性に満ち溢れている。