NY ARTリポートVol.10
様々なギャラリー9
ニューヨークのチェルシー地区にあるギャラリーを紹介してきたが最後にご紹介するのは世界一のギャラリーと言って間違いないGAGOSIANギャラリーだ。ラリー・ガゴジアン氏がソーホーでスタートさせたこのギャラリーも今ではニューヨークに6ヶ所のスペースを持つ他にサンフランシスコ、ビバリーヒルズ、ロンドン、パリ、ジューネーブ、ローマ、香港など世界規模で展開している。所属アーティストもリチャード・プリンス、アンセルム・キーファー、ロイ・リキテンシュタイン、ウィリアム・デクーニング、アルベルト・ジャコメッティ、ダミアン.ハースト、ジェフ・クーンズ、村上隆、パブロ・ピカソ、リチャード・セラ、サイ・トゥオンブリー、アンディー・ウォーホル、クリストファー・ウール、ジョナス.ウッドなどなど最高峰のアーティストの殆どが所属するというメガギャラリーである。訪れた時にもチェルシー地区にある二つのそれぞれ巨大なミユージアムのようなギャラリーでは初めて見るがもの凄い大きさの絵画を描くJIA AILIという作家とネオエキスプレショニストのパイオニア的な作家GEORG BASELITZの展示をしていた。GAGOSIANこそ世界の現代アートのマーケットの巨大さを実感させてくれるギャラリーである。
初めて見るが絵のデカさに度肝を抜かれたJIA AILIという作家。
遠くが小さく見える広いギャラリースペースはもうミュージアム?
この絵の大きさがわかるだろうか?とにかく馬鹿でかい!
新しい作家の素晴らしい絵画作品を独り占めで見られるという贅沢。
宇宙や原子など「創造の源」を絵画作品にしたような感じがした。
ギョージ・バセリッツの作品は決まって天地逆に飾られる。
描いた絵の具の上から薄い白っぽい絵の具を吹き掛けたようだ。
ドローイングももちろん天地逆さまです。
とても広いギャラリースペースには十分な自然光も入る設計だ。