They have a mind of their own
追憶のような感情
5月18日まで南青山にあるRAT HOLE GALLERYにてHurvin Andersonの展覧会「They have a mind of their own」が開催されている。ジャマイカ系イギリス人の作家は2017年のターナー賞にノミネートされるなど注目を浴びている作家だそうだ。今回初めて見るのだが画面構成などに考察的な手法を感じさせる絵画は美術史を参照しつつも作家自身のルーツであるジャマイカにまつわる記憶や場所、時間などをテーマにしているという。カラフルな風景の中にどこか追憶のような感情を見ることができる気がする絵画であるし幾何学模様のようなパターンを用いたアプローチも印象的である。
カラフルな色使いはとてもインパクトがあり赤い色が鮮烈だ。
大小様々なペインティングが展示されたギャラリー内の様子。
椰子の木らしきものが見えるがジャマイカの風景なのか。
緑色が溢れんばかりに描かれた面白い構図の風景画である。
太陽のフリシシグ木陰に佇む人物がひっそりと描かれている。
幾何学的なパターンの繰り返しが画面にリズムを与えている。