陽のあたる日常
日本で初の個展
3月9日まで六本木にあるOTA FINE ARTSにて香港の作家クリス・ヒュン・シンカンによる日本で初の個展が開催されている。作家の身の回りの家族やペットの犬たちなどを描くことで人は「見る」という行為によってどのように物事を理解しているのかを探るような作品となっっている。また、油絵の具を使っているにも関わらず水彩のような淡い色使いがあったりと少し変わった描き方をしているが作家が大学で西洋画とともに水墨画の技法も学んだと聞くと納得できる。
重なり合うようなイメージは時間と空間の変化を示している。
クールな感じがする独特の色合いが特徴的な作品だと思う。
かなりの大作もあったが画面の構図の撮り方が目線のようで面白い。
リビングルームを横切るペットの犬だろうか、動きがある。
プールの水の描写などはテレピン油を使用して淡く描かれている。