8, or Hachi
77歳の作家
六本木にある小山登美夫ギャラリーにてリチャード・タトルの展覧会「8, or Hachi」が11月17日まで開催されている。77歳の作家は60年代から活躍を続ける世界でも最も重要なアーティストのひとりと言われている。常に斬新で柔軟な価値観の作品を作り続ける活動はリチャード・タトルをポストミニマリズムの代表的な作家というだけでなくカテゴリーやジャンルを超えてアートシーンを刺激し続けて来た貴重な作家に押し上げたと言える。また、リチャード・タトルはヴォーゲル夫妻のドキュメンタリー映画「ハーブ&ドロシー」にも作品とともに出演したことでも有名になった。小山登美夫ギャラリーでの5年ぶりとなる今回の個展でも作品はなお斬新さを増しているかのようだ。
彩色された布とワイアーの作品は繊細さに満ちている。
彩色した布を縫い合わせて折り曲げた作品。斬新である。
ドローイングも実に繊細かつ大胆な感じがする。
木枠や彩色した布、ワイヤーや発泡スチロールなどを使ったオブジェ。
作品の真下にはメッセージと取れる哲学的な文章が置かれている。