Archi + anarchy II II II

気鋭の作家達

天王洲アイルにあるギャラリーURANOにて所属作家のグループ展「Archi + anarchy II II II」が開催されている。何れ劣らぬ気鋭の作家達が代表的な作品や新作を披露しているが世界的に評価の高い作家もいて非常にいいグループ展になっている。岩崎貴宏は去年のベネチアビエンナーレの日本代表に選ばれた注目の作家だが、日本建築の五重塔や神社などをワイヤーで吊るしてまるで水面に映るリフレクションのように上下に伸びる立体作品を作ったり、タオル、歯ブラシ、繊維や糸、または作家自身の髪の毛など身の回りにある物を使用してミニチュアのオブジェを作るなどユニークな作品で知られる。シンガポールの象徴マーライオンを取り囲むように部屋を作りホテルにしてしまうなど大胆不敵な創造力の西野逹も世界的に評価が高い。URANOはペインターからこうした奇想天外な作品作りの作家まで様々なタイプのアーティストを幅広く扱う素晴らしいギャラリーなので機会があれば是非見に行って欲しい。

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岩崎貴宏のなんとも不思議なオブジェは緻密に作られている。

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西野逹の作品は石膏の彫刻を砕いて再構築したシャンデリアだ。

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横山裕一は近未来の世界を描いた漫画みたいな作品だ。

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かなり独特の世界観で圧倒される小西紀行のペインティング。

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ギャラリー内に様々な作品がいい感じに配置されている。