CANCER
大胆な試み
外苑前にあるギャラリービルEUKARYOTEにてアートオーガナゼーション「CANCER」による展覧会「THE MECHANISM OF RESEMBLING」が7月1日まで開催中だ。美術評論家の花房太一の呼びかけで2016年に結成されたCANCERは5人のアーティストと一人のパートナーで構成される。西洋のファインアートを東洋的身体によって突き崩し、ルネッサンス以来の新たなパースペクティブを獲得することを目指すという大胆な試みがこのアートオーガナゼーション「CANCER」の目的だという。今ある世界とは別の世界を創造するためにいくつもの計画やプロジェクトを多数進行させているという「CANCER」だが今回が初の展示となる。EUKARYOTEのギャラリー内はもちろん外壁まで変えてしまった展示はアグレッシブで斬新だ。アートを武器に攻める姿勢を前面に押し出すこのアートオーガナゼーション「CANCER」、今後の活動も非常にきになる。
ギャラリーの1階を占拠した大胆なインスタレーション。
ギャラリー2階ではコンセプチャルな作品展示が目立った。
2階に展示されている平面作品。ガムで壁に貼り付けてある。
どうやらガムがテーマ?のような展示の写真作品。
これもガムのようなものがへばりついた平面作品。
3階では聴診器片手にひたすら肉を叩く全裸の男の映像が流れる。
赤いペンキがドバーッとかけられてしまったギャラリービルの外壁。