NYFRIEZE リポートVol.3

ARAKI

FRIEZE ART FAIRも残すところあと2日、すでに2回訪れたがまだまだ見切れない中、マンハッタンにあるMUSEUM OF SEXで開催中のアラーキーこと荒木経惟の大々的な回顧展に行ってみた。MUSEUM OF SEXは人間と性をテーマにした変わった趣向のミユージアムで1階のミュージアムショップにはTシャツなどとともにSMグッズや電動こけし、テンガなんかも売っているちょっと過激なミュージアムだ。今回、アメリカで初の大規模なアラーキーの回顧展「THE INCOMPLETE ARAKI」が開催されたが日本が誇る異端児アーティストの50年に及ぶアーティスト活動の全てを見ることができた。昨年オペラシティーで開催された写狂老人も見たが今回の回顧展はアラーキーの全貌を違った角度から解き明かすような見事な展示となっていた。150点ほどの代表的な作品に加えて400冊にも及ぶ今までの出版物や500枚のポラロイドの他に歌手のビヨルクや関係者たちのインタビユー映像なども展示されて何かとお騒がせなアラーキーの全容に迫る展示だった。日本人に限らず、人間の愛と喪失をその写真で語ってきたアラーキーのセンチメンタルな作家人生が垣間見れる素晴らしい展示は圧巻でした。さて、そろそろまたFRIEZE ART FAIRへと戻って次回はさらにリポートします。

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薄暗い展示室の入り口にARAKIの文字が!

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被写体も凄まじいが写真としての完成度がずば抜けている。

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生とは儚くて美しく、なんて思いが伝わる気がする。

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壁一面にアラーキーの世界が広がる。

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50年の作家人生の中で生まれた膨大な数の書籍なども展示された。

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展示に見入るアメリカ人。何を思うのだろうか。