日本人作家のグループ展

再びオープン

清澄白河のギャラリー倉庫に以前あったギャラリー、Sprout Curationが江戸川橋のMaki Fine Artsの上の階に再びオープンしたので行ってみた。Maki Fine Artsが前の場所から移転を余儀なくされて引っ越した先の上の階の部屋が空いていたのでSprout Curationさんに声をかけてオープンする運びとなったのだというがこのユニークなギャラリーが再び登場したことは喜ばしいことである。伺った時はちょうど2月18日まで開催している日本人作家のグループ展の最中だった。

 

5人の日本人作家

JPNと銘打ったこのグループ展は5人の日本人作家で構成されるが2014年にドイツでの展覧会「Japanese Painting Now」の過程で生まれたのだという。その同じ年にはまだ清澄白河にあったSprout Curationにてオリジナルメンバー5人にもう一人足した6人でのグループ展「JPN/Joy Place, or Not」と題した続編も開催された。作品はペインティングだがそれぞれが独自な表現を見せていて今後もとても楽しみな作家が揃っていると感じた。また、日本人の作家を積極的にキューレーションして見せて行くというSprout Curationのギャラリーとしてのあり方も素晴らしいと思った。

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淡い独特のタッチが印象的で面白い絵画作品だ。

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少ないブラシのストロークで一気に描き上げるという作品。

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わざと乾きにくい絵の具を作り時間をかけて作品化するという。

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ダイナミックな色と形がインパクトのある作品。

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ペインティングの領域で制作された粘土を使った作品。

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汚れた写真のような記憶の中の風景のような不思議な作品だ。