流れるような絵画

初の個展

天王洲アイルにあるYuka Tsuruno Galleryにて上田暁子さんの個展「風穴」が2月17日まで開催されている。上田暁子さんとは共通の友人がいて以前から知り合いなので過去にも彼女の展覧会は銀座の画廊などに見にいったが今回はYuka Tsuruno Galleryにて初の個展ということでまずはおめでとうと言いたい。上田さんの絵を以前に拝見した時から独特の世界観とエネルギーのある絵を描く作家さんだと思っていたがYuka Tsurunoさんも上田さんの絵に魅力を感じたのだろう。

 

風穴とは?

壁に風穴が空きそこから新しい風が吹き込んで室内に流れや動きが生まれるようなイメージで絵を描くことからこの「風穴」という展覧会のタイトルは生まれたそうだがまさに上田さんの絵からは流れるような独特な動きを感じる。躍動する美しい色彩や不思議な人物が登場する世界もとても面白いのだがその全てが流動的な感じで動きながら絵が変化していく過程が描かれているところが上田さんの絵の最大の魅力と言えるのではないか。それにしても知り合いが思い切り大胆に好きな世界を絵に描いて躍進しているのは嬉しい限りだ。

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動きと色と不思議で独特の世界が魅力的な作品だ。

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下絵は描かず自由に動きを楽しみながら描き進むのだという。

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独特な世界観は描き進みながら流れの中で生まれ続ける。

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何かが動き、生まれ、変化するエネルギーを感じる絵だ。

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筆の動きは心の動きそのもののようで絶えず変化する。