フィレンツェ紀行3
ピッティー宮殿
フィレンツェはメディチ家が統治した街として有名だが今は宝石屋が並ぶ2階建てのベッキオ橋の2階部分はその昔メディチ家の貴族たちが渡るために作られたのだそうだ。橋を渡った先にはピッティー宮殿がありそこは彼らの宮殿だったのだが今はその姿を残したまま美術館になっている。何しろ1泊の旅、歩き疲れはあるもののアカデミア美術館のダビデ像を見た僕はピッティー宮殿に向かった。
貴族達の暮らし
ピッティー宮殿の中は次から次に部屋が続いていて驚くほど広く窓から眺めるお庭も素晴らしい。壁画や天井画のない部屋などなく、沢山の絵画と彫刻で埋め尽くされた宮殿内はそのまま全て美術館である。家具などの調度品も素晴らしい細工が凝らされていて贅の限りを費やしたのが見て取れるが本当にこんなところで暮らしていたなんてすごいなあと驚くばかりだった。1泊旅行と短かったフィレンツェだったが様々な美術に触れられて大満足、さて、ベニスに戻ってパスタでも食べてから明日のパリ移動の準備をしようか。次回からはパリのお話をお届けします。
ベッキオ橋は2階建で優雅な佇まい。
宮殿入り口の巨大なシャンデリア。
窓から見えるお庭もとても美しい。
過剰な装飾と壁画がすごい天井だ。
壁も絵画だらけ、これはルーベンス。
美しい彫像があちらこちらにある。
こんなベッドに寝ていたとは驚きだ。
トレニタリアでベニスに戻ることに。
車内はイタリアらしく素敵なデザイン。