永遠は今の蓄積
素敵な2人展
ヨーロッパ旅行記は一息入れて、12月22日まで外苑前のMAHO KUBOTA GALLERYにて開催中の展覧会について書きます。「Forever is Composed of Nows」というタイトルの展覧会は長島有里枝とミヨ・スティーブンスーガンダーラの二人による作品展なので2人展ということになるのだろう。今という時が集まって永遠を作り上げる「永遠は今の蓄積」というようなニュアンスの展覧会タイトルもふと何かを考えさせてくれるようでとても気に入った。
同調する作品
2人展の場合、2つの違う個性の作品が並ぶことによって作品がお互いに刺激しあったりなど思いがけない様々な効果があると思う。今回の作品展はどちらかというと作品同士が互いに同調し合いエコーのように増幅して見るものに主張してくるような感じの展示になっていると思った。長島有里枝とミヨ・スティーブンスーガンダーラの二人の作品はもちろん違うのだが二人とも周りの世界を深い慈しみのような思いで見つめてそこから作品を作り出しているような気がした。二人のアーティストの作品が生み出す相乗効果が素敵な2人展なので是非見に行ってください。
銀の額に入った長島有里枝の写真、写真美術館での展示も記憶に新しい。
長島有里枝が約20年前に発表したというスケートボードの作品。
ごくありふれた風景がなぜか印象的に迫ってくる感じがする。
和やかに賑わったレセプションの風景。作品の配置も良かった。
子供が床に座っていて可愛かった、仲良し二人組って感じでした。