気になる話
恒例のグループ展
白金の児玉画廊にてグループ展「ignore your perspective 39」が10月28日から11月25日まで開催中だ。もうすっかり恒例になったこのグループ展では毎回テーマを掲げてそれに沿った作品を作家が発表する。今回のテーマは「気になる話」だそうでなんか興味津々なテーマだと思った。参加作家は赤星周、糸川ゆりえ、中川トラヲの3名でそれぞれが「気になる話」をテーマに絵画作品を発表している。
作家は語り手
「気になる話」を表現するにあたりそれぞれの作家は語り手となりストーリーや湧き上がるイメージを絵画によって作品化してゆく。作家の内面で感じた様々を作家は語り、見るものはそれを読み解くというキャッチボールのようなことを繰り返しながら鑑賞すると面白いかもしれない。今回が39回目となるこのグループ展は実に面白い作品を毎回見せてくれるので楽しみな展覧会である。
赤星周の作品は様々なイメージが複合して描かれる。
糸川ゆりえの作品は薄くて淡く儚い感じがするものが多い。
中川トラヲは近年キャンバスにモデリングペーストで下地を作る。
これは気になる話の断片か?中川トラヲの面白い作品だ。