Ignore your perspective 37

 

グループ展シリーズ

8月12日まで天王洲アイルの児玉画廊にてすっかりお馴染みになったグループ展シリーズ「Ignore your perspective 37」が開催中だ。シリーズ37回目なのだろうけどここまで続けているのは素晴らしいことだ。「Ignore your perspective 」とは「先入観を持たないで」というような意味合いだと思うが毎回異なったテーマを据えて作家たちはそのテーマの作品を発表するという趣向もいいと思う。今回は「立体平面空間」という挑戦的なテーマだった。

 

今回も力作揃い

絵画や立体作品、オブジェと絵を組み合わせた作品など作家たちは独自の表現で作品発表していて今回も力作揃いの展示は非常に興味深かった。先日個展を行なった関口正浩も大きなペインティングを2展出していて迫力があったが、前回の個展では作品が完売したそうで嬉しいニュースだった。今回参加している五人の作家は全員が80年代や90年代生まれでとても若いが若手作家の作品が売れるというのは大切なことだと思う。今後もこのグループ展で作家たちが表現を続け作品を売っていくことは日本のアートシーンにとって重要なことだ。

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木のパネルと布を組み合わせた作品は大胆だが儚い感じもする。

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オブジェは絵を描いてから作られる。奥の白黒の絵画は関口正浩の作品。

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作家としては絵画を念頭に崩していって立体にするのだという。