アート満載!天王洲アイル

 

合同オープニング

天王洲アイルの寺田倉庫に生まれたギャラリーコンプレックスで合同オープニングが開催された。最初に3階にオープンした山本現代、URANO、Yuka Tsuruno Gallery、児玉画廊に加えて5階にもKOSAKU KANECHIKAとSCAI THE BATHHOUSEのコレクション展示スペースもオープンしてこのギャラリーコンプレックスは東京における現代アートの見逃せない場となった。

 

それぞれ個性的な展示

今回の展示は絵が多くて絵画好きの自分としては非常に興味深かったしそれぞれ個性的な展示だった。まず、3階のURANOでは衣川明子の新作の展示があったがかすれたような独特の表現にさらなる色の深みも加わった絵は不思議な魅力に溢れていた。山本現代は人気作家のできやよいの新作だが根気の塊のようなこの人の絵にはいつも驚かされる。Yuka Tsuruno Galleryの松川朋奈の超リアルなペインティングは素晴らしい存在感だった。児玉画廊では関口正浩の新作が展示されていたが白と黒のストイックな抽象画は新しい表現でパワフルだ。5階のKOSAKU KANECHIKAでは佐藤允の絵画作品が展示されていたが精密に描かれた鉛筆のスケッチや私情をあからさまに描き出したような大胆な絵画はこの作家の将来を楽しみにさせてくれる。SCAI THE BATHHOUSEには村上隆からアニッシュカプーアまで名作が展示されている。天王洲アイルはちょっと離れているけどここまで沢山のアートを一気に見れるのであれば出かける値打ちがあると思う。

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URANOで展示された衣川明子の新作は危うい感じの絵だ。

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できやよいの展示は絵画の他にインスタレーションもあった。

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児玉画廊での関口正浩の新作は白と黒の抽象的な絵だ。

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Yuka Tsuruno Galleryの松川朋奈の超リアルなペインティング。

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KOSAKU KANECHIKAでは佐藤允の絵画展覧会タイトルは「求愛」

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SCAI THE BATHHOUSEでは村上隆など名作が展示されていた。