ART LOVERのサロン誕生!

新たに生まれたアートサロン

ファションブティックが立ち並ぶ南青山表参道から少し裏手に入った場所にアートサロンがオープンした。SCENE(セーヌ)という名前のこのアートサロン、なぜアートギャラリーではなくサロンなのかというとART LOVERのためのサロンのようなギャラリーというのがコンセプトだからだ。内装を手がけたのはあの森田恭通氏だがよく知られる派手なデザインスタイルではなく今回は非常に控えめなデザイン。シックな雰囲気のサロンには上品な大きめのソファが真ん中に置かれバックヤードには作品倉庫以外に業務用ワインセラーまで用意している。

 

アートの世界を身近に感じられるように

アートギャラリーのオープニングというとアート関係者かアート好きの人達だけが集まる場合が多く例えばファッションのレセプションに集まる人とは雰囲気が違っていると感じていたギャラリストの山本菜々子さんがお洒落してアートをみつつシャンパンを飲んで楽しく交流出来るような空間を作りたいという思いで作ったこのセーヌ。ギャラリーではあるけど同時に今までなかったようなアートサロン的な空間でもあるのだ。

 

オープニングは森田恭通氏の写真展

オープニングショーを飾るのはセーヌのインテリアも手がけたデザイナー森田恭通氏の写真家としての写真作品展。「Porcelain Nude」と題された作品は白黒で撮影された美しい女性のヌード写真だ。被写体に限りなく接近してヌードが表す曲線美を切り取り撮影されたこれらの作品は日本では未発表だったが9月末の代官山フォトフェアで特別に展示され、今回セーヌでも展示する運びとなった。シルバーゼラチンでプリントされた作品は微妙なグレーのトーンでヌードの秘める魅力を引き出している。

 

今後は様々な展示を企画する

実はこのセーヌには展示の企画ディレクションのお手伝いを頼まれてメンバーとして加わっている。今後は写真家以外にもペインターやイラストレーターなど様々な作家と企画展を打ち出す計画でセーヌらしい企画展を提供出来ればと考えてる。また、ファッションブランドとアートのコラボレーションなども実現したく幅広い方々にアピールして行ければと思っています。

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入り口から見たセーヌの空間、シックな雰囲気だ。

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空間の真ん中にはART LOVERがくつろげる贅沢ソファがある。

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レセプションで取材を受ける写真家森田恭通氏。

www.scenetokyo.com